簡単に覚えられるギターコード
ただし、前提が
簡単なギターコードには前提があります。(これが難しい人はあきらめて下さい)
- 「固定ド」をやめる
- 開放弦に頼らない
- 全部の弦をおさえようとしない
最後は簡単ですね、左指は4本しかないですから。人差し指が丈夫でセーハが問題ない人以外は、部分弦であきらめましょう。
開放弦を使わないことにすると、ポジション移動が簡単になります。それと、開放弦を使うコードの押さえ方はC,D,G,B7・・とか種類が増えてしまいますので、「覚えるのが大変」となって しまいます。曲に合わせて4本指の位置を素早く変える・・のは大変です。
問題は「固定ド」ですね。ギターを覚え始めるとき、「ドレミファソラシド」がどこの位置か覚えた人・・・きっぱりと忘れてください。
ここでは音の高さ(音程)は「A,B,C,D,E,F,G」で表します。各弦のフレットの位置もABC・・
「ドレミファソラシド」は基本の音からの音階です。例えばハ調ではCの音からド・・が始まり、ト調ではGがドになる。・・移動ドといいますが
これが基本です。
基本をクリアーすると、コードの種類は激減
- 基本のドミソのコード A B C ・・・
- ミが半音下がったマイナーコード Am Bm Cm ・・・
- 基本の3和音に何番目かの音を加えた A7 Am7・・・
ほとんどがこの3種類になります、この三種類とドミソのドの位置がどこかが判れば、ほとんどのコードがマスターできます。 固定ドの考え方だと、Cがドミソ、Fはファラド、Gはソシレとなりますが・・移動ドだと CもFもGも・・全部ドミソの和音。
もうすこし、もうすこし
6弦・5弦(4弦)のABCの位置を覚える
- 6弦は開放Eから始まって EF_G_A_BC_D_E (12フレットまで)
- 5弦は開放Aから始まって A_BC_D_EF_G_A
この音程の場所だけは、必ず覚えましょう。6弦をE、5弦をAに調弦する前提ですが。
EFとBCの間だけつまっていて、あとは1フレットおき、間は#か♭がつきます。(AとBの間はA#、またはB♭)
この場所をコードの始まりの場所(ドの位置)として使えると、終了まじかです。
コードの型(押さえ方)・・基本の2種類だけ覚えましょう
- E型 6弦から 022100
- A型 5弦から 02220
※ 指の絵は左側から人差し指・中指・薬指・小指です・・人差し指の先で基本音を押さえます。
※ 0 は開放弦ですので押さえる必要ありませんが、次にすすむためこの形です。
数字はフレットの位置です(絵)
音階でいうと E型では 6弦開放(0)のEがドですから、順にド、ソ、ド、ミ、ソ、ド ・・ドミソの和音です。
もちろんA型も 5弦開放Aをドとして ド、ソ、ド、ミ、ソ ・・の和音。
この押さえ方のままE/A型の起点(ド)位置を移動すると・・・
6弦1フレット(F)を起点に 133211 と押さえるとF、3フレット(G)までずらし 355433 を押さえるとG のコードです。
E そのとおり、6弦のEから11フレットのD#まで、5弦起点のAから11フレットのG#まで・・・それぞれ全部のコードが出てきます。
E、F、F#、G、A♭、A、B♭、B、C、D♭、D、E♭・・・どのコードも形は同じ、押さえる場所が違うたけです。
ま、E型で6弦5フレットまでいくとAになりますから、その先は5弦に移ってA型・・としてもよさそうですね。
A ※ここで人差し指は指の下の全部の弦を押さえますが、難しければ、押さえた弦だけ弾けばいいのです・・
12種類の基本コードはこれでクリアできます。(全部使うと24種類)
こつは(再度)人差し指で6弦か5弦の基本音を押さえ残りの指でソドミを押さえること・・
マイナーコードはミが半音下がるだけですから、E型であれば 022000 A型は 02210 に変えるだけです。
同じように位置を変えると、これでマイナーコード 24種類(累計48種類)
マイナーコードは短調だから「ラドミ」では?と思った人、それはそれでもいいのですが(いいかげん??)、無理に複雑に考えるより、基音を「ド」に統一したほうが簡単になります。(基音をラに 統一してしまうと、長調の和音は「ラ ド# ミ」・・どっちがいいかはお好みで)
音楽の世界は単純なものをより複雑に表して難解にしたほうが偉そうに見えたのか(権威付かな?)いろんな表記がごちゃまぜになった文化ですね。医者がカルテにドイツ語で病名とこ書き込む心理と 似てるかも・・、音楽はイタリア語(ラテン語)、英語、ドイツ語、日本語 がごちゃまぜですから。酷い(^_^;;
7th(セブンス)は基本コードに7番目の音(ただし半音下)を加えたものです。ドから数えて7番目はシ、実際は♭シを追加することに(基音をラで始めると7番目のソが7th)
なります。E型では 020100 A型では 02020 ・・・はい、これで、7thの24種類は判りますね。
7番目の音を「追加」ですが、実はこの型では指を1本外して人差し指に任せるだけになります。
マイナー7thも・・応用ですので E型は 020000 A型は 02010 となります。
ここまでで、96種類の基本コードは判ったかとおもいます。あとは応用ですが・・・ややこしいコードが出てきたときも
基本形で代用すればほとんど問題ありませんので、ここで我慢(^^;;すれば終了です。
もちろん、これ以外のCやD、Gとかの型を覚えてしまった人はそのまま使えばいいです。 応用です、M7:メジャーセブンス7番目の「シ」を加える おすすめは「無視」、そもそも、7- 6 +5 △5 7-9 とかは、基本の和音以外の音をメロディが使う場合に発生しています。ギターの伴奏でその「へんな音」を出す必要はなくて、メロディにまかせれば いいだけです。間奏とかで、へんなコードが出てきた場合だけアプリで調べましょう(^^;;
「へんな音」・・きれいには響かないので「不協和音」と言われますが、きれいな和音だけでは組み合わせが限られていますので、最近の曲は「不協和音」でいっぱいですね。
あと100年もすれば、この不協和音も使い尽くされて・・・新曲が生まれなくなる??? 大丈夫です・・まだ、音階と音階の間だけでも無限に音程が残っています・・とりあえずは7倍音の和音などい かがでしょう(^^;;;気味の悪い曲になるでしょうが。
もっと簡単な方法があります。・・・・
つまり・・コードA..ではAの音だけ弾く。?みたいですが和音の原理を考えるとこれでいいのです。
複数の音程を弾いてよく調和するのが和音ですが。基本のドミソが調和する理由は弦の振動を考えると明らかです。
弦の振動は複数の倍音を含んでいます。 つまり、究極の和音・コードは、その音の弦を弾くだけででてきます。
ハーモニックスを出せる人は確かめてください。12フレットで2倍音、7フレットで3倍音、5フレットで4倍音がでます。音階はドソドミのはず。
単音では簡単すぎると思う人は、2和音を試みましょう。「ドとソ」。基本音と一つ下の弦の2フレット上 EであればB FであればC・・を鳴らすと2和音です。
利点が一つあります、ドソ・・はほとんどのコードで共通ですので、マイナーやセブンスでもこの2和音を弾けば、「合ってる」ことになります。
マイナーコードで変化をつけたい方は「ドとミ♭」(一つ下の弦の2フレット下)
基本はこの2つですが、どうしてもセブンスを協調したい方は「ドとシ♭」(2つ下の弦の同じフレット)(4和音を2和音で代用という無茶苦茶な方法ですが・・)
12音階になったのはなぜ
いまの表記法(ドレミ・・、ABC・・、イロハ・・・)の保守性&混乱&権威主義?が音楽を「音学」にしてつまらなくしている。いつか壊すべし
#・♭をなくそう!!
つぎにマイナーコード EmとかAm
7thコードに挑戦
これで、96種類
6・・6番目「ラ」を加える
sus4:4番目の「ファ」 5+ :「#ソ」 5-:「♭ソ」 9:上の方の「レ」を追加ですね
そもそもEやAが押さえられない方向け
究極の単音
最近のチューナーアプリの中には、周波数を表示するものがありますので、弦を弾いた時の周波数を表示して見るとあきらかですが、弦の音には複数の倍音・・2倍音、3倍音、4倍音、5倍音
が含まれています。この中で2倍・4倍はもとの音階をドとすると1~2オクターブ上のドですが。3倍音・・これは「ソ」です。また5倍音は「ミ」、、そう、確かに調和するはずです。ドミソの和音 は、その弦の音自体に含まれているのです。
すこし進歩した2和音で
ふと原理を考えたら (そのうち追記)