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感染拡大をすすめた人間社会の弱さは?? 
 新型コロナウイルスの感染拡大に、人間社会の弱点がいくつか見えてきた。
 まずは初期の中国での新型コロナウイルス感染の発表の遅れ。
感染症の疑いが出てから世界に公表されるまでの間、研究者の論文発表が政府からの圧力で止められたり、研究者自身への統制がかかってていたことが判り、西側・特に米国トランプ政権からは中国の政治社会体制の問題として批判の対象とされている。
 確かに、中国共産党政権による管理統制の影響は明らかに問題だが、果たして、他社会体制では起こりえないことだろうか。
 新型コロナウイルスのヨーロッパでの拡大の初期、1月末に、研究者から「無症状感染」の事例があることがすでに発表されていたが、関連の学会や・WHO・政府機関には受け入れられず、批判の対象にすらなってしまっていたようだ。かなり感染が進んでしまった5月ごろになってやっと正論として受け入れられたという。これまでの感染症にはない特徴であり、マスクの着用や無症状者を含めた検査を示唆するものだったのが受け入れられず、ヨーロッパ諸国等での感染の拡大を招く結果になっている。中国に限らず、新しい科学的事実に対する人間社会の抵抗(組織への依存症・権威主義・保守主義)が、コロナウイルスの感染拡大を助けているようだ。

 日本での検査対象が「37.5度4日間」と明らか発症者のみに限定され、無症状者が見過ごされてきたことが感染拡大に結びついたし、いまだに無症状者の検査は渋って広がらない。感染対策の柱に「検温」が揚げられているのも、滑稽な話で感染者の大半は無症状だから検温したから「万全の対策」のはずはない。
 ついでながら、感染は飛沫ばかりでなく、エアロゾルにより広がることも判ってきているが、エアロゾルにはほぼ効果のないプラスチックのフェースガード・マウスガードがマスコミや政治家に多用されている。形式的にマスクの形をしていればいい・・という発想のようだが、これも滑稽な話。
 ウイルス感染に打ち勝つには、もう少し、人類社会が進化し、事実をそのまま受け入れ判断できる力をもつ必要がありそうだ。


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